THE ビッグオー

『THE ビッグオー』はガンダムで知られるサンライズの制作で、1999年にWOWOWの無料放送枠で放送されたロボットアニメ。
放送時日本では一部にコアなファンを作ったものの、ビッグヒットとまでは行かず、アメリカで放送したら人気に火がつき、逆輸入のような形で2ndシーズンが3年経った2002年から放送された。
謎の多かった1stシーズンのストーリーを2ndシーズンで解明してくれるかと思ったら、さらに謎が深まる展開だったというｗ

因みに、本作でコンセプトワークデザインを手がけた「さとうけいいち」氏はその後、2011年にアニメ「TIGER & BUNNY」を監督。
アメコミ調の世界観に似た物を感じるが、ビッグオーで主人公「ロジャー・スミス」とアンドロイド「R・ドロシー・ウェインライト」をそれぞれ演じた宮本充氏と矢島晶子さんをセルフオマージュのような形で登場（ロトワング役とシス役）させているのはビッグオーファンとしてはニヤリとする所ｗ　特にシスに至ってはドロシーと同じくアンドロイド役なので涙モノでした。

オープニングは映画フラッシュゴードンのテーマ曲であるクイーンの「フラッシュのテーマ」にあまりにも似すぎている事で有名な「BIG-O！」
OP映像はウルトラセブンを想起させるような作りになっています。
ニコ動のMAD作品にもよくネタで使われていますねｗ

ロボットの「ビッグオー」はその後、ゲーム「スーパーロボット大戦」にも出演しています。
大型の割りには回避もそこそこ良く、使い勝手の良い機体でしたねｗ

音楽を担当されたのは古くは「ゲンジ通信あげだま」や「GS美神」、2000年以降は「機動戦士ガンダムSEED」やごく最近では「聖闘士星矢Ω」を手がけた佐橋俊彦氏。
「THEビッグオー」のサントラは佐橋氏の手がけたアニメ音楽の中でも現在でも非常に人気が高いです。
サントラCDは現在1・2ともに廃盤となっており、中古CDショップなどでは定価の2倍以上の値段が付いてます。
2は1ほど人気がなく、2年ほど前まではまだ新品でも買えたのですが、廃盤に伴い価格が上昇してますｗ

実際、このサントラCDの1枚目はマーラーを彷彿させるような勇壮なクラシック調の曲から、ジャズ風の曲まで非常にバラエティに富んだ内容となっており、人気が高いのも納得な出来になっています。聴いていてワクワクする1枚です。
CDの音質自体はSN感がもう1つで、中の上といった程度です。
これリマスタリングしてハイレゾ音源で出してくれたら間違いなく買うんですけどね～