Sonus faber Guarneri Homage 倍音再生に優れた珠玉サウンド♪
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スピーカー
Guarneri Homageは1993年 ~ 2005年までSonus faber社が製造したイタリア製スピーカー♪
このモデルは初期モデルが最も音が良いですが表面のクリアが白濁しやすくなってしまう問題がありました。
その為、初期物が中古で出る時は多少の白濁があったりします(´・ω・`)
陽があたりやすい場所で使うと大変な事になると聞いていますw
後期ロットはニスの材質が改良されていますので白濁の心配はなくなりましたがニスの仕様が変わった為、音質の濃密さが低減していて、その差は初期と後期ではまるで違い、別モデルと言っていい位に音の違いがありますwww
初期のガルネリは響きが最も美しく透明感のある音で中高域の濃密さやキレがあります。
後期は低域の定位が少し甘く飽和しやすいく、初期よりもエッジが立たないのでポップが聴きやすいですw
だからと言って悪いわけでもなく、後期には後期の良さがありますがw
アコースティックギターの再生は初期・後期ともに躍動感とキレが冴えて、少し過剰気味に表現されますがガルネリ特有の独特な立体感に魅力があります。
このスピーカーを聴いて感じた事はフランコセルブリン氏のヴァイオリン(ガルネリ)に対しての愛情が深く感じられた事ですね。
特にGuarneri Homageは最高傑作にあたるスピーカーの1つだと思います♪
弦楽器で究極再生を追い求めている方にとっても打ってつけのスピーカーではないでしょうか!?
使いこなしによりますがアニソンの魅力を大きく引き出せる可能性を秘めたスピーカーでもあります。
管球アンプとの相性は抜群に良いので管球と組み合わせる事によってこのスピーカーの持つ大きな魅力に気づくかも知れませんね^^
最初期モデルのガルネリオマージュ(No.0001)はフランコセルブリン氏がイタリアのヴァイオリン博物館に贈与されています♪
ヴァイオリン博物館にGuarneri Homageを贈与したフランコセルブリン氏はヴァイオリンに対しての愛情は正しく本物で誠実だったという事を物語りますね^^
私もこのスピーカーに愛着があって色々チューニングを施しましたw
ウーファユニットのフレームをキルティッドメープルの無垢で作ったりw
純正の金属フレームよりも低域が開放的になってウッドベースの響きが生々しくリアルに♪
ちなみに今もサブシステムで愛用していますwヽ(•̀ω•́ )ゝ
ネットワークは樹脂でモールドされているのでこれを取除くのが非常に大変でしたw(´・ω・`)
特長
イタリア・クレモナの著名な弦楽器職人、ガルネリ・リ・ジェスが製作した銘器の数々が奏でるサウンドを忠実に再現する事を目指して開発された2WAYバスレフ型。内部構造もヴァイオリンの筐体を参考にしたもので、不要な定在波を低減する為平衡面が出来ないよう構成されている。
また、エンクロージャーはウオールナット、メープル、ライムウッドなど、密度や剛性の異なる木材を計42ピース切り出し、それらが丹念にくみ上げられている事も特徴です。
フロント部(ネットあり)
フロント部(ネットなし)
リア部
大理石部
☆スペック☆
●形式 2ウェイ・バスレフ・ブックシェルフ型スピーカー・システム
●価格(税別):1,400,000円(初期)~1,550,000円(後期)
●使用ユニット
・中低域:14cmコーン型スピーカー
・高域:シルクドームツィーター (D28/2 特注仕様)
●周波数特性 55Hz ~ 20kHz
●インピーダンス 8Ω
●出力音圧レベル 88dB 海外情報だと86.5dB
●クロスオーバー周波数 2.5kHz
●最大入力:200W
●外形寸法 W190 x H380 x D375mm
●重量 (合計49.5kg)
・スピーカー 13.5kg
・スタンド 36kg
●バイワイヤ接続対応
メーカー Sonusfaber
http://www.sonusfaber.com/
国内代理店 株式会社ノア http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/
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Comment
はじめまして、不知火もなれと申します。
私もこのSPはオーディオお仲間さん宅で聴かせて頂いたのですが、まぁ驚きましたねw
その時は「LUXMAN」の管球パワーアンプとの組み合わせだったのですが、言葉で表すことのできないほどの衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。
「AIR」の「鳥の詩」を聴いた時は、観鈴ちんが笑っているかのようでしたw
できればもう一度あの音を聴きたいなと思う今日このごろです。
不知火もなれさん
はじめまして、こんばんは♪
Guarneri HomageはLUXMANの管球アンプでAIRの鳥の詩を聴かれたんですね♪
管球アンプで聴く鳥の詩は心に焼き付きますよね^^
青空なら観鈴ちんが死ぬシーンが鮮明に浮かび上がりますし(ノД`)・゜・。
出力管にWE300B刻印やWE300Aを使って鳥の詩を聴くと更に音楽の深みが出るんですよ♪
またオーディオ仲間さんの所で鳥の詩を聴く機会があればいいですね^^
こんばんわ、不知火もなれです。
ご返答有難うございますw
>WE300B
そうなんですよ! その時のアンプに搭載されていた球がWE300Bだったので、余計に染みてきたんですよw
さらにバイアンプ構成だったので、あまりの破壊力に家に帰るなり手持ちの管球アンプをもう1台買い足してバイアンプ駆動にしました。
さすがにその御方のシステムには遠く及びませんでしたが、当時のSPだった「ELACちゃん」がバイアンプの効果により、綺麗に歌ってくれてました。
これからもこちらを覗かせて頂きますので、その時はよろしくお願いします!
不知火もなれさん、こんばんは♪
トランジスタ・管球問わずバイアンプで聴いてしまうと音色の分解能の高さがぱねぇですねヽ(•̀ω•́ )ゝ
ELACのスピーカーの音色、好きですよ♪アニソンとの相性は抜群なスピーカーですしw
不知火もなれさんのサイトを覗かせて頂きましたがS-300NEOを購入されたんですね!
同軸スピーカーはモニターとしていいですよね^^頑張って鳴らし込んで下さい♪
こんにちわ!
数多の名機を使われてきたなかで、やはりガルネリは手放せないSPなのですね!自分はミニマビンテージ持っていて気に入ってはいるのですが、ガルネリの記事を読むと気になってしまいます。この後のmementoとかアッコルドとかどんな印象をお持ちですか?自分は、ここら辺のSPをちゃんと聴いたことが無くて。機種毎の印象・違いなどアドバイス頂ければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
messaさん、こんにちは!
すみません・・・^^;;;messaさんの投稿がスパムと認識していた為にスパムフォルダに移行されていて確認するのが遅くなりましたm(__)m
ミニマビンテージも良いスピーカーですよね!私もミニマを使っていた事がありますがビンテージはちょっとないですw
ガルネリオマージュは魔改造を施してサブで使ってます!
メメントはオマージュより高域が滑らかになっていますがエッジが弱いですがメメントの方がサ行がきつくならない分、ポップやアニソンが鳴らしやすいです。
音色もメメントの方がオマージュより濃くありません。とはいってもどちらも長所短所がありますねw
弦オンリーでしたらオマージュの初期型を選択される方が好ましいです^^
アッコルドは弦再生やヴォーカルものはガルネリよりも魅力が薄れていますが鳴らしやすくなっています。
アッコルドでも小編成のオケやオペラもバランスがよく聴けます。
メメントやオマージュを使用している方がアッコルドに移行すると音が薄く感じられると思います。
それでも普通のモニタースピーカーから見るとアッコルドは十分に個性がある音です・・・w
アッコルドが安かったら買って手元に置いておきたいスピーカーですね♪
こんばんわ。
余裕が出来たらソナスはきちんと鳴らしたいSPですね! 詳細なコメントありがとでした。参考になりました(^^)/
ご無沙汰してます!
多忙でログインしていませんでした(ノД`)・゜・。
また宜しくお願いします♪
初めまして。手持ちアンプらガルネリにはこれまで、WE300Aシングル WE300Bのプッシュプルアンプ 2A3シングル RE604シングル 6C33Cプッシュプル KT88シングルアンプなどを繋げてきました。
これらと現用のEL156プッシュプルアンプとの違いは、スケールが上がってシンフォニーレベルもイメージに近く鳴ることと、
何と言ってもウーハーの駆動力が上がって、ロックバスドラム ジャズベースら低音リズム楽器もガルネリで歯切れ良く、弾んで出るようになったことです。
おそらくこの方のガルネリ・オマージュの下記イメージはアンプ遍歴で相当払拭できたと感じています。
「ジャズやマーラーなどの大編成、武満などの現代音楽、ポップス等は「全く」と言えるほど駄目だった。低域がまるで駄目。スカスカだった。」
http://mcintosh.exblog.jp/15412961/
平蔵様
大変、ご無沙汰しております。 こちらでは初めまして!
恐らく言わなくても分かっていらっしゃると思います・・・w
平蔵様はガルネリオマージュを良く理解していますので言うまでもないと思いますが・・・
ガルネリオマージュの魅力は試行錯誤しつつ長く所有されている人しかわからないものですよね。
平蔵様は数々の管球を使ってしっかりと鳴らし込んでいるからこそ分かっていらっしゃると存じますがw
低音が出ないとかジャズが鳴らないとおっしゃる方もいますがそんな事はないと私も思います。
色々と教えて頂きましてありがとうございます♪
今後とも宜しくお願い致します!