B.M.C. PureDAC その1
音質傾向ですがスッキリクッキリで寒色系であるのは間違いないですね。(スピーカー、ヘッドホン共に)
とは言え低域が寂しいかと言われるとそうではなく、むしろ押し出し感は強い方かもしれません。
過剰と言う訳ではなく締まりのある良質な低音という印象です。
また、若干の煌びやかさも有り、女性ボーカル等や金管楽器などは心地良く聴けます。
トレードオフとして熱さや厚みという点に置いては寂しさを感じます。
公表はされていませんがESS社のチップが使われているらしく、同社のチップを使用しているアキュフェーズのDP-720に似た印象は持ちました。
解像度は高く情報をそのまま出しているという印象です。
音質の要となるDAC部のI/Vコンバートセクションには、やはりこれもB.M.C.の伝統的技術”CI(カレント・インジェクション)”回路を導入し、余分なバッファー回路などの挿入の必要がなくダイレクトに”LEF”出力ステージをドライブし信号のピュアリティーを飛躍的に高めています。
この辺りの独自方式の回路が功を奏しているのかもしれません。
STAX 4040aにてバランス、アンバランス接続を切り替えて試聴しましたがこれは完全にバランス接続の方が勝っている印象です。
情報量や低域の押し出し感などアンバランスに比べて結構な差を感じます。
特に低域の歯切れの良さはいいですね。
STAXでこれだけの低域が聴けるとは思っていませんでした。
前面パネルのバランスヘッドフォン出力端子は対応しているヘッドホンが手元に無いのでゼンハイザーのHD800か700辺りをいずれ試したいものです。
続き → B.M.C. PureDAC その2
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