オーディオグレードUSBケーブルあれこれ

過去に使ったことのあるオーディオグレードUSBケーブルについてちょっと。
パソコンとUSB端子付きD/Aコンバーターの間に、これまでに10本以上使ったことがあります。
そこで使った中から良かったと思う3つを主観的に語りたいと思います。
 

ZONOTONE：6N・USB-Grandio2.0

音のメリハリが強く、やや弱ドンシャリ気味な音。
とはいえ、この価格帯ではSN比はそこそこ良い方。
同価格帯の他社のUSBケーブルより低音も出る印象。
高音域に多少の荒さもあるが、自分のオーディオシステムの音に厚みを乗せたり、多少の強弱を付けたい人には向くと思う。
過去にはHiViの付録に長さ20cmのが付いた事があったので、恐らくは使って聴かれたことのある人が一番多いUSBケーブルではないでしょうか。

価格：13,000円（1.2ｍ・税抜）

DH LABS:USB Cable

銀コーティングされた銅線をケーブルに使用しているせいか、エージングで音が落ち着くまでは高音がちょっとシャリつきますが、1週間も通電していれば落ち着きます。
この価格帯ではズバ抜けてSN感が良く、音のバランスもフラットで使いやすいケーブルです。
妙な癖は少ないので、様々なシステムに合うと思います。
ケーブルもそれほど硬くないので、取り回しもしやすいと思います。
コストパフォーマンスが良く、価格は実売で1万円ぐらいですが、下手な2万円のを買うよりはこれを買った方が良いと思います。
どれとは言いませんが、W社の2万円ぐらいのを買うならこれ買った方が良いですねｗ
ちょっと良いUSBケーブルを買って試してみたい方におススメです。

最近、上位グレードの「Mirage USB」が発売されたので、かなり気になってますｗｗ

価格：11,000円（1ｍ・税抜）

PAD（PURIST AUDIO DESIGN）：PAD-USB

このケーブルの欠点は、見た目が安っぽい事ですｗ コネクター部のチープさは何とかならないものでしょうか。
因みにいま自宅でメインで使っているのはこれ。
値段が一番高いから単純に良いとは思いませんが、1～2万円の物とは明らかに違う音がするのも確か。
ケーブル導体にはPAD独自の超低温・強電磁界処理を3回行う「3×Cryomag」を施しているとの事。
音の粒立ちが細かく彫りの深い、レンジの広い自然な音調です。
このグレードまでくるとPCオーディオも聴けるなという印象になりますｗ
以前PAD製品を取り扱っていた㈱アルファメガが親会社の倒産で廃業してしまい、現在は入手困難なのが残念です。
新しくPADの取り扱い元になったヒノエンタープライズでは扱うのでしょうか？

価格：44,800円（1ｍ・税抜）

 
え、あのUSBケーブルは？という声が聞こえてきそうですｗ
もちろん(？)ACOUSTIC REVIVEのUSBケーブルも聴いた事があります。
旧製品の「USB-1.0 SP」ですが、SN比はさすがに優れていた物の、アコリバ特有の癖がどうにも受け入れられませんでした。
何より音楽を聴いていて楽しい感じがしないのは一番の問題だとその当時は思いました。

同価格なら癖が強いものの、KRIPTON「UC-HR1.0」の方が遥かに良く感じました。
「UC-HR」は当時のKRIPTON独自の音の癖が強いものの、まだ楽しめる音でした。
癖が強いので合う音楽が限られるのがちょっと残念です。
中高音域に独特の響きが出ますので打ち込み系の音楽には合いませんが、アコースティックな音楽には合うと思います。
人を選ぶケーブルですね。
同社のここ最近の製品は以前のような強い癖が少なくなって、使いやすくなってますので新製品を望みたい所です。

USBケーブル DH LABS　USB Ca… 価格：9,504円（税込、送料別）